食べることは生きることそのもの。この時期に『食』に関する楽しさや幸福感をたくさん味わい、生涯に渡って健全な食生活を実践するため『食を営む力』の基礎を育みます。
「給食待ちどおしい!」「食べるの大好き!」子どもたちのそんな気持ちを大切に、食べる意欲がどんどん湧いてくる、おいしく栄養たっぷりの給食作りにこだわります。
和食を中心とした健康的な園の給食。献立にはできるだけ旬の物を多く取り入れるようにしています。昆布・かつお・いりこの自然素材から丁寧にとった出汁、味付けも素材の旨味を生かすことを心がけ、子どもたちの味覚を育てます。
ビタミン・ミネラル・食物繊維が豊富に含まれる玄米。給食のごはんは、園内の精米機で毎日玄米3分づき程度に精米したお米を、逆浸透膜浄水器のおいしい水で炊いています。
栄養バランスの良い大豆とカルシウムたっぷりのいりこ。園では手作りおやつや果物に加えて、毎日いりこと大豆をおやつに食べ、さらに栄養を補います。ポリポリ、サクサク食感を楽しんだり、素材の味に慣れ親しむことも大切にしています。
「毎日食べるお米はどうやってできるの?」「みかんの木に実がなった!」用意されたものをただ食べるだけでなく、苗植えや野菜の収穫の体験をしたり、クッキングで料理に挑戦したり・・・。『食』につながるさまざまな活動を行い、食への興味を高めながら、食を楽しむ心、食を大切に感じる心を育てます。
じゃがいも、さつまいも、玉ねぎ、なす、きゅうり、みかん、レモン・・・いろんな植物を園の畑で栽培し、植物の成長の様子を間近で観察したり、苗植えや収穫を体験したり、普段口にする野菜や果実に親しみ学ぶ活動を活発に行なっています。
日本の主食であり、日々の食生活に欠かせないお米。田植えや稲刈りを体験することで、お米のことをもっと知り、一粒一粒を大切にする心、自然の恵みをいただく感謝の心を育んでいきたいと思います。
収穫した野菜の調理、焼き芋、さんまの炭焼き、味噌作り・・・。子どもたちはクッキング活動が大好きです。素材を切ったり、混ぜたり、焼き上がるのワクワク待ったり。実際に調理を体験することで、食の知識が身につき、また、作ったものをみんなで楽しく味わうことで、食への興味がどんどん深まります。